長野・須坂線と長野電鉄線

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長野-平林-東和田-北尾張部(きたおわりべ)-北長池-柳原-村山-須坂と通じる道を長野・須坂線(平林街道須坂線)という。大正九年長野の方からほぼ直線に布設し、同十三年には村山橋を起工、同十五年四月総工費約一〇九万円(県六、電気鉄道四の割)を費し、延長八一三・六メートル、線路線を含めて幅員一〇・八五メートルを完成させた。これによって須坂・長野間の交通を容易にした。

 長野電気鉄道は、大正十五年六月二十八日、須坂・権堂間を開業、柳原停車場も営業を始めた。この線路布設のための土は、沿線近くから掘り起こして使ったため、鯉堀(こいぼり)という池がいくつもできた。なお、長野電気鉄道は同年九月三十日河東鉄道と合併し長野電鉄となり、昭和三年(一九二八)六月二十四日権堂・長野間も開通した。