交通の要地

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柳原地区は、国道二、県道三、市道一級路線四、長野電鉄長野線などの通る交通の要地である。国道一八号は新潟県へ通じる道で、以前、若槻方面をまわっていたが、昭和四十一年(一九六六)九月、柳原を経て豊野・牟礼(むれ)に通じるようになった。また、柳原から分岐した国道四〇六号は、村山橋を渡り須坂・仁礼方面への道。いっぽう、国道一八号を西に進むと長野大橋へ、途中、東和田で分岐した国道四〇六号、俗に平林街道は長野市街に通じる。国道一八号小島地点での自動車通過数は、平成二年(一九九〇)十月十六日(七~一九時)二万六九二二台、一分間三七・四台でその半数は乗用車である。

 県道の村山・豊野停車場線は長沼の集落を経て豊野に通じ、北長野停車場・中俣(なかまた)線は朝陽地区を抜けて長野市吉田へ通じ、柳原停車場線は国道一八号と柳原駅間の道である。市道の柳原・古里線は東北中学校の通学路として開通した道で、近くの長野市民病院の開院(平成七年六月一日)により一部定期バスが運行する。小島・富竹線近くには信州大学教育学部附属長野小学校が西長野より移転(平成九年四月一日)された。布野・屋島線は須坂長野東インターに通じる重要路線。村山・中俣線は村山の生活道路である。村山の国道一八号沿いには長野電鉄バスの発着所、南部バス営業区がある。

 大正十五年(一九二六)六月二十八日開業した長野電鉄線柳原停車場、昭和六十年三月十四日新設した小島区に近い附属中学前駅はいずれも長野市街地や須坂・中野市方面への通勤・通学でにぎわっている。平成七年の柳原駅乗降者数は五二万八六三二人、附属中学前駅は八九万七九九人である。