三 村名「浅川」の由来
明治二十二年(一八八九)の三ヵ村によって生まれた浅川村の村名は、村のなかを流れる川の名、浅川にちなむとともに、古くから浅川一帯が柳原荘朝川原または浅川荘と称せられたこと、また、現在も北郷に存する朝川原神社(旧郷社)が諏訪(すわ)大明神と飯綱大明神の合祀(ごうし)によって朝川原神社の称号が許されたことなどに由来し、これらの長い歴史のなかでつちかわれた浅川の名称をもって村名とした。
写真1 北郷朝川原神社向拝の彫刻