南川向遺跡
北尾張部の南川向地籍は、昭和六十一年八月に発掘され、平安時代の竪穴住居跡・かまど跡・溝跡・墓跡などが検出された。周囲に残る条里制水田で耕作していた人びとの住居跡であろう。土器は土師器(はじき)が多く、釉薬(ゆうやく)をかけたものもあった。