平成十年二月開催のオリンピックをめざし、ことにスピードスケート会場エムウェーブやアイスホッケーB会場を中心に道路の新設や整備が急ピッチで進行した。長野須坂インター線は新屋島橋が平成八年に完成、国道一八号まで、幅員一四メートルから二五メートルに拡幅された。車外環状線は、両郡橋の右岸で国道一九号と分かれ、川中島平を横切り、新長野大橋(五輪大橋)で大豆島地区へ入り、エムウェーブの東で長野須坂インター線を越し、メディア村の東を通って、とりあえず県道三才(さんさい)大豆島中御所線まで開通した。幅員三〇メートル、将来は一九号バイパスとして村山橋の西で国道一八号につながる。
三才大豆島中御所線は地区内を南北に貫通する唯一の県道で交通量が増大しているので、種々整備が加えられている。しかし、沿線に支所・公民館・朝陽小学校・朝陽駅などがあり、全面的な拡幅が困難で渋滞に苦しんでいる。運動公園から朝陽の旧集落の南を通り、国道一八号に連絡する東部幹線は、とりあえず県道三才大豆島中御所線まで開通した。この道は、古代以来の「中道」の復活ともいえる。