立花呂芳(たちばなろほう)

652 ~ 652

俳人。?~天保(てんぽう)元年(一八三〇)。六地蔵町(穂保)。経善寺一二世住職。別号其一庵。長野の戸谷猿左(えんさ)門人。のち一茶に学ぶ。一茶と親しく、一茶は「此寺はよりより寝馴れし寺なれば来(こ)し方の咄(はなし)などに心伸して我家のやうにはらばふ」(七番日記)と書いている。―夕鵈(ゆうしぎ)の二たび戻る庵かな 菫草(すみれぐさ)―