成田鵑村(なりたけんそん)

654 ~ 655

江戸後期俳人・画人。享和(きょうわ)三年(一八〇三)~慶応四年(一八六八)。六六歳。大町。西厳寺一九世住職。本名空観(くうかん)。画号成室道人・菊翁。別号五柳亭・佳晴・百子園・淮泉・月塢(を)。俳諧を一茶に、和歌を父公晴に学んだ。一茶没後はその門人である山岸梅塵(ばいじん)に学び、北信俳壇の著名人である。著書に『ほととぎす百句吟』『処世訓』がある。―更(ふ)けゆくやちどりの声と水の音―