犀川神社の太神楽(だいかぐら)

700 ~ 701

犀(さい)川神社は旧久保寺村の産土神(うぶすながみ)で、村は小路・西河原・大門(だいもん)・差出(さしで)の四組からなっているが、このうち祭りの行事には、小路と西河原が小西(こにし)組と称し共同であたる。獅子(しし)は伊勢獅子の系統であるといわれ、宝暦(ほうれき)三年(一七五三)ごろには実施していたという記録がある。神楽獅子舞と能の白尉(はくじょう)とが結合してできた「神楽獅子舞三番叟(さんばそう)」が特徴とされる。昭和四十四年(一九六九)、長野市の無形民俗文化財に指定された。神楽屋台は総ひのき造りで豪華な彫刻がある。