県道小川長野線

736 ~ 736

もと国見道ともいわれ、前述の石標から分かれて、西へ上り湯山・国見を経て二つ石の四つ辻で馬神道に交差する。ここに「戸隠村・鬼無里(きなさ)行、大町行」(明治十一年)の石碑が建てられている。山の中腹は深い沢があるので、繁(しげ)を通って坪根に行った。昭和七年自動車道建設に着手、同三十一年五月十五日、国見までバスが行き川後まで通じた。鍬やつるはしやもっこなどの手作業で、着工以来二五年の歳月を要したが、村の交通、農業に大きな変革をもたらした。