飯綱の登山口の東方にある富田遺跡からは、縄文時代の土器・磨製石器のほかに円形青銅の和鏡・古銭などが出土した。ここは里宮のある富田地区の飛び地であった。その南東にある長者屋敷遺跡からは土師器のほか青銅仏や陶器が出土している。また、標高一五〇〇メートルの地点には千日屋敷跡があり、石垣が築かれて数段の平地になっている。昭和五十七年(一九八二)からおこなわれた発掘調査によって内耳(ないじ)土器・きせる・木炭・古銭などが出土した。いずれも飯綱信仰に関係のある遺跡である。
飯綱信仰遺跡
飯綱の登山口の東方にある富田遺跡からは、縄文時代の土器・磨製石器のほかに円形青銅の和鏡・古銭などが出土した。ここは里宮のある富田地区の飛び地であった。その南東にある長者屋敷遺跡からは土師器のほか青銅仏や陶器が出土している。また、標高一五〇〇メートルの地点には千日屋敷跡があり、石垣が築かれて数段の平地になっている。昭和五十七年(一九八二)からおこなわれた発掘調査によって内耳(ないじ)土器・きせる・木炭・古銭などが出土した。いずれも飯綱信仰に関係のある遺跡である。