設立当初は各集落ごとの分館の活動に中心が置かれ、生活改善的な活動が多かった。村公民館では長野農業高校の協力を得て、一般教養の講座なども開かれた。昭和二十七年には村民歌が制定され、また芋井甚句の保存などもおこなわれた。同五十一年には郷土史学級が開かれ、歴史民俗資料室も設置された。
長野市への合併を契機として、同三十二年には『芋井村誌』が刊行された。ついで『芋井の年中行事』(昭和四十五年)、『芋井学校の百年』(同五十一年)、『芋井公民館の歩み』(同五十五年)、『芋井村歴史年表』(平成四年・一九九二)、『いもいの民話』(同七年)などが刊行されている。