雅会と文芸祭、文芸協の発足

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大正四年(一九一五)十一月十日、大正天皇御大典(即位式)を記念して雅(みやび)会という文化団体を結成した。謡曲・挿花・俳句を主に毎年発表会を開いていた。昭和九年第十一回大会には連珠(れんじゅ)(五目並べ)もあった。戦後、同二十九年三月にはさらに発展して、公民館・雅会・婦人会共催による「七二会村文化祭」となった。活花・謡曲・詩・短歌・俳句・将棋・碁・カルタ会・更生衣服と開催種目が増えてきた。同五十七年三月二十一日からはふるさとへの思いと活力を願って、「第一回ふるさとづくり七二会地区文化芸能祭」(文芸祭)となった。芸能の部と展示の部が開かれて年々盛んになっている。また、特別企画展として「平和を願い戦後五十年」「郷土に残る資料展」などの展示もされている。

 昭和五十八年二月には「文化芸術団体連絡協議会」(文芸協)を結成した。地域文化の創造と住みよいふるさとづくりを目的に、謡曲・書道・絵画・舞踊・生花・盆栽・詩吟・歌曲・民謡・コーラス・文芸など地区内の文化芸術団体四八が加盟して活動している。