戌の満水

868 ~ 868

寛保(かんぽう)二年(一七四二)七月末、数日降りつづいた豪雨によって千曲川は大増水し、八月一日・二日戌(いぬ)の満水となった。「須坂領水損覚」に、綿内村は三〇四四石余のうち、「二八四石川欠永荒れ。六八〇石泥砂入田畑一〇ヵ年ほど仕付けなり難し。一九〇六石当毛損毛」とある。