石造薬師如来坐像

14 ~ 14

市指定文化財。安山岩質の丸彫り、衲衣・袈裟に裳をつけ、左の掌に薬壺(つぼ)をのせる。地蔵菩薩にくらべると少し詰まった感じだが、やはり木彫りの手法のていねいな彫りである。顔がやや下ぶくれでやや下向きのことと、衣紋の彫りが形式的なことから地蔵菩薩像より年代は下がる。室町時代後期の作とされている。