寺子屋と師匠

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松代に近くその影響をうけて篠ノ井地区には寺子屋の数が多かった。通明(つうめい)小学校沿革史編集委員会の調査によると、約一五〇年間に五七の寺子屋があったとされている。ほとんどの寺子屋は一九世紀初頭の文化・文政時代以後に設置されている。

 教授内容は読み書きが中心であったが、なかには算盤(そろばん)・和算・俳句などを指導するところもあった。