恵比須講

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大正十年ころ、芝沢の青年有志が兵庫県の西宮(にしのみや)神社から御分体をいただき西之宮神社を建立し祭ったのがはじめである。のちに商工会が祭事をおこなうようになり、毎年十一月二十日に大々的におこなわれた。昭和四年には篠ノ井恵比須講の宣伝隊が自動車数台に乗って鳴り物入りで近在を回った。祭りは西之宮神社の宵(よい)恵比須の打ち上げ花火で始まり、翌日には奉納相撲、芸妓の手踊り、菊花展などもおこなわれた。町は買い物客で大混雑であった。町内はもちろん近在の人たちにとっても欠かせない年中行事となった。