広域行政と篠ノ井

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昭和四十三年(一九六八)更級地方事務所・篠ノ井建設事務所が廃止された。つづいて保健所・家畜保健所・繭検定所など県の出先機関や電話局・専売公社出張所などがあいついで廃止された。同四十七年、篠ノ井警察署も松代署と統合、長野南署となって小森地区に移転した。平成九年(一九九七)の新幹線開通では、篠ノ井は単なる通過地点となってしまった。広域行政の推進や新幹線の開通は、交通都市や郡政治の中心として発展してきた篠ノ井にとって大きなマイナス要因となった。