鶴萩古墳

58 ~ 58

長谷寺参道の北方山麓(さんろく)にあり、径一五・五メートル、高さ二・九メートルの円墳で、墳丘はこの地方独特の土砂と礫との混合で築かれている。横穴式石室で、玄室の規模は縦六・七メートル、横二・七メートル、高さ二・八メートルで、壁面は巨石を組みあわせ五枚の天井石をのせる。奥壁の二・三メートル、二・七メートルの鏡石が目を引く。羨道(せんどう)は〇・七五~三・九メートル、築造年代は七世紀で古墳時代後期古墳の好例である(市史跡)。