信越線と篠ノ井線

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塩崎地区の東端を、しなの鉄道(旧信越本線)が通っている。明治二十年(一八八七)二月四日塩崎村は、信越線停車場を村内篠ノ井付近に設置するよう出願した。翌二十一年八月十五日信越線は開通し、布施高田に篠ノ井駅が設置された。平成九年(一九九七)十月一日長野新幹線の開通とともに、篠ノ井―軽井沢間がしなの鉄道となった。塩崎地区の北を走る篠ノ井線は、明治三十年工事が始まり、三十三年十一月一日篠ノ井・西条(にしじょう)間が開通し、四ノ宮(しのみや)に置かれた稲荷山(いなりやま)駅が営業を開始した。同三十五年六月西条・村井間、同年十二月塩尻まで開通している。稲荷山駅は塩尻駅から六四・一キロメートルあり、標高三六八メートルである。