篠ノ城

99 ~ 99

岡田 威(たけ)ノ城・岳ノ城とも書く、「御座平」ともいわれる玄峯院の裏山に位置する。布施頼直の築城といわれ、一六ヵ村を領し、ふもとの中曽根(なかそね)に家臣の邸跡があったという(『町村誌』)。城跡は三方険しく、一方は空堀になっている。城跡地は狭く、祠があるが一帯は竹やぶに覆われている。

 このほか、岡田の新田には宴ノ城、築地には築地館があったという(『篠ノ井こぼれ話』)。