小松原銀行

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明治三十一年(一八九八)十二月犀口に小松原銀行が設立された。このころ日清戦争のあとで、蚕糸業の発展によって大小の銀行が各地に設立された。小松原銀行の同四十三年度預金高一一万〇三四一円余、貸付高一一万一〇二七円余。大正九年(一九二〇)配当率一割。昭和三年(一九二八)東北信九行と合併し、信濃銀行を設立、同五年世界恐慌に見舞われ、十一月六日預金の支払い猶予となった。