機雷の爆発

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昭和二十年九月二十一日、小市橋付近の犀川堤防にあった機雷が爆発した。中尾山へ草刈りにいっていた児童生徒が早昼食をしていたところ、中尾山が山鳴りして大音響とともに地響きした。あわてた先生は「伏せろ」と叫んだので、地面にしっかり伏せていたら犀川の方に真っ黒い煙があがってきた。みんな「火山が爆発した」などと想像して騒いでいた。学校へ帰ってみると窓ガラスが割れていたという。小松原地区では窓ガラスが欠けたり、障子が飛ぶなどかなりの被害があったという。