丸山古墳群第四号墳

137 ~ 137

石川憩の湯の敷地にある後期の円墳である。横穴式石室で天井石が一枚残っている。石室は幅二メートル、長さ五・一メートル、玄室の長さ四・二メートル、奥壁には線刻絵画が描かれている。金銅製太刀(たち)・刀子(とうす)・鉄鏃(てつぞく)・金環・丸玉・轡(くつわ)・雲珠(うず)・須恵器瓶(すえきびん)・釘などが出土した。中小の豪族が台頭して、直接大和政権と結びついたのである。