下石川　昭和二十六年長野市七瀬に創立され、同四十八年現在地に移転した。従業員約一〇〇人。原材料の銅合金地金は主として富山県高岡市、地金アルミ・亜鉛は主として富山方面から購入。砂型鋳物に使う砂はアメリカ・オーストラリアから輸入。電気およびガスで原料を溶かし、鋳型に流しこんでつくる。銅合金は砂型鋳造で、アルミと亜鉛はダイカスト鋳造によって製造する。コンピュータ制御で製品となって出てくる。銅合金は錆(さび)ないので、水道関係のバルブ、ポンプ等の部品に用いられ、アルミ、亜鉛製品は工場設備関連機器部品として、関東、中京方面に送っている。この工場は銅合金の鋳造では国内で五指に入るという。