川中島橋の永久化

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昭和に入って交通の発達にともない主要幹線道路の整備がおこなわれた。その一環として昭和七年(一九三二)丹波島橋が永久橋となった。引きつづいて県議会は県下五ヵ所の橋を永久橋につくりかえる計画案を可決した。昭和九年寺尾橋の永久橋化の工事が始まり、同十年十二月に完成した。橋の長さ六一七メートル、幅五・五メートルである。橋の完成に先立って、「橋名は全国的に通用するものに」という地元の要望をうけて県は懸賞金付きで橋名を募集した。その結果、新しい橋は古戦場にちなんで川中島橋と命名された(『寺尾の渡し今昔』)。