宮入慶之助

248 ~ 248

慶応元年(一八六五)宮入慶長の三男として出生。東京帝国大学医学部卒。福岡医科大学教授のころ、日本住吸血虫の幼虫が小さな巻き貝に寄生していることを発見。貝を駆除することで病気に苦しむ農民を救った。この功績により恩賜賞をうけた。貝は発見者の名をとって「宮入貝」と名づけられた。のちツツガムシ病の研究に没頭した。大正十四年(一九二五)九州帝大名誉教授。昭和二十一年(一九四六)没。