農地改革

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戦後の社会にもっとも大きな影響をあたえたのは農地改革である。農地改革は農村における地主・小作間の封建的関係を払拭(ふっしょく)し、農民の勤労意欲を向上させ、新しい村建設の第一歩となった。昭和二十一年九月に成立した自作農創設特別措置法と農地調整法改正法の二法にもとづいて、西寺尾村では不在地主についてはすべての耕地、在村不耕作地主は保有限度を六反歩(約六〇アール)、在村耕作地主は保有限度を一町八反歩(約一八〇アール)として改革をすすめた。