過疎と信里

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昭和二十二年(一九四七)信里地区の世帯数五七一、人口三二一七人をピークに年々減少し、平成十一年七月(一九九九)四七九世帯、一五八六人となった。うち六五歳以上二八・六パーセント(長野市の平均一七・七パーセント)。一四歳以下は八・八パーセント」。少子高齢化がすすんでいる。このため村おこしのために懸命に努力している。農家数(販売農家)も年々減少し、平成七年には二七五戸、農家率五六・五パーセント。遊休農地六八八〇アールである。信里地域活性化委員会は遊休農地の活用などを中心に信里地区の活性化を計っている。また、市では市民のための農園「サラダパーク青池」を設け運営している。

 平成十一年度「みどりのテーブル」(行政懇談会)では、道路交通網の整備として県道篠ノ井戸隠線、県道安庭篠ノ井線の複線化や市道秋古青池線の国道接続促進を要望している。また農産振興拠点施設の整備では国道十九号の村山・秋古間のトンネル計画にともなう農作物の直売所や親水公園の設置などを求めている。その他では農村集落排水事業の促進、不法投棄の取り締まりなどあげている。