昭和二十六年(一九五一)四月三日、清野村は東条村とともに松代町へ合併して松代町清野となった。最初は岩野地区の一部に篠ノ井町への合併を希望するものもあったが、合併懇談会などによってしだいに意見がまとまり、全村一体で松代町へ合併した。周辺の町村のうちで松代町への合併をきめたのは清野村がもっとも早く、この決定をみて東条村も合併へふみきった。三ヵ村では、「松代周辺の一町六ヵ村は地形的に一区画をなしており、歴史的にもその合併が望ましいが、とりあえず三ヵ町村が合併する」という理由書を県会へ提出した。これについで同三十年に豊栄(とよさか)・寺尾・西寺尾各村が、三十一年には西条村も合併した。
現在の行政区は、松代第一区(岩野)、第二区(大村以西)、第三区(中道島以東)に分かれている。