新馬喰町には百万遍の行事が伝えられている。寛保の満水に「新馬喰町の家は水の下にある」と報告されるほどの被害を出したが、その犠牲者を供養するものと伝えられる。毎年梅雨の時期におこなわれる。正面に徳本上人と円光大師(法然)の二本の掛け軸を掛け、町内の人びとが公会堂へ集まり、大きな数珠(じゅず)を回して、念仏を唱えて供養する。水害をよけ、水死者を供養する行事である。
新馬喰町の百万遍
新馬喰町には百万遍の行事が伝えられている。寛保の満水に「新馬喰町の家は水の下にある」と報告されるほどの被害を出したが、その犠牲者を供養するものと伝えられる。毎年梅雨の時期におこなわれる。正面に徳本上人と円光大師(法然)の二本の掛け軸を掛け、町内の人びとが公会堂へ集まり、大きな数珠(じゅず)を回して、念仏を唱えて供養する。水害をよけ、水死者を供養する行事である。