遺跡・遺物

346 ~ 346

松代は、戦国時代海津城が築かれてから発達した町である。地域全体が城と城下町だったから遺跡は発見されていない。わずかに城の北の自然堤防上に古墳時代の土師器(はじき)が見つかっている程度である。しかし、城下町入口の東寺尾松原遺跡からは、弥生時代から中世におよぶ大遺跡が見つかっており、松代にも当然古代からの遺跡が埋没していると思われるが、現在はわからない。松代城二の丸から永正(えいしょう)七年(一五一〇)の銘のある石塔が出ている。