歴史の道

392 ~ 392

国の史跡松代城跡は平成五年から復元工事がおこなわれており、平成十五年までに石垣・堀の修理、一部建物の復元がおこなわれ、史跡公園として整備される。新御殿は近世大名屋敷のまれな遺物であり、隣接の文武学校も藩校としてほぼ完全に近く復元・保存されている。文武学校前西側に表柴町にあった旧白井家長屋門(市文化財)が移築されている。その前の、六連銭の瓦(かわら)を葺(ふ)いた家は藩主家の古い分家で、当主は八橋流箏曲の家元である。

 文武学校前から紺屋町へ出、紺屋町と紙屋町の境の小道から象山神社のかたわらを通り、竹山町の山寺常山旧邸横を通り、大本営予定地象山地下壕などに通じる道は「歴史の道」として整備された。