尼巌城下町

406 ~ 406

近世の松代城下町ができる以前は、長礼(ながれ)地区に尼巌城の城下町ができていたと伝えられる。後年のものであるが、それを描いた絵図もある。そこには条里の遺構が残り、大町・湯ノ町・肴町などの町名のほかに舟着場などの地名が書きのこされている。松代に城下町ができる以前は、尼巌山浄福寺・可候山向陽寺はいずれもこの城下にあった。浄福寺の旧寺地には石垣などの遺構が残っている。