中村柊花
明治二十一年(一八八八)岩沢に生まれ、蚕業技師や農業のかたわら歌人として活躍した。若山牧水(ぼくすい)と親交があり、松代城跡に牧水の歌碑を建立。歌誌『創作』や信毎歌壇(『信毎』)の選者をつとめ、また松代周辺の歌人の指導にあたった。第一回牧水賞を受賞。真田公園と岩沢の坂道に歌碑が建立されている。歌集に『土よりの声』など五冊がある。
写真10 中村柊花の歌碑 うしろは尼巌山