A遺跡は地蔵峠のスキー・ロッジ裏の畑のなかにある。この地帯は新期ローム層で、この層からは石核から剥ぎとられたままの黒曜石の石刃(せきじん)で、使用しやすく二次調整された側刃掻器(そうき)が検出されている。同B遺跡からも、A遺跡から出土したと同じ側刃掻器が新期ローム層四〇センチメートルの深さのところから発見された。いずれも、数少ない旧石器文化の遺跡である。
地蔵峠A・B遺跡
A遺跡は地蔵峠のスキー・ロッジ裏の畑のなかにある。この地帯は新期ローム層で、この層からは石核から剥ぎとられたままの黒曜石の石刃(せきじん)で、使用しやすく二次調整された側刃掻器(そうき)が検出されている。同B遺跡からも、A遺跡から出土したと同じ側刃掻器が新期ローム層四〇センチメートルの深さのところから発見された。いずれも、数少ない旧石器文化の遺跡である。