戸山城跡

446 ~ 446

牧内 牧内の上の山地籍の山上池平にあり、別名燕ヶ城ともいう。天文(てんぶん)六年(一五三七)城主津羽氏が村上義正に攻められ、主従三八人が自決したとの伝えがある。また、村松土佐守の居城ではないかともいわれている。城濠(じょうごう)と伝えられている場所が存在し、現在その濠は菖蒲池として知られている。江戸時代には、毎年五月の端午の節句に村民がこの池の菖蒲を切って、松代藩主に献上していたという。