一 敗戦から民主化へ

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 昭和二十年(一九四五)八月十五日、日本はポツダム宣言を無条件で受諾し、太平洋戦争は敗北した。同年九月二日、東京湾の米艦船ミズーリ号上で降伏調印式がおこなわれた。今次の戦争で犠牲になった人は、全国で約一八五万余人、長野県関係者は二四万人余、松代地区関係者は八八〇人であった。豊栄地区では、日中戦争をふくめて七一人がその犠牲になった(「妻女山 招魂社霊璽簿」)。連合軍総司令部の指導で、同年十二月には、労働組合法の制定をはじめとして一連の日本の民主化がすすめられることになった。