関崎の石仏

491 ~ 491

関崎のトンネル南の旧道端に聖観音をはじめ馬頭観音が二〇基ほど並んでいる。ここは千曲川の流れが山すそを洗う松代通りの難所の一つで、街道は坂を越えて通じていた。馬頭観音は行路や船路の安全を祈って建立されたものであろう。戦前まではここで馬主たちによる祭りがおこなわれていたという。関崎には渡しもあり、関崎橋のたもとにも、水路の安全や水害防除を祈願した水天宮・永代供養の石灯籠(いしどうろう)などがある。