舞鶴山第一号古墳
同二号古墳と同じく舞鶴山山頂に築かれた東西三二・七メートル、南北三〇・三メートルの円墳で、更埴地方でもっとも大型に属する。南の主体部は長さ五・二一メートル、幅〇・七四メートル、深さ〇・五四メートルで、四隅をわずかに丸くした隅丸長方形の竪穴式石室がある。盗掘により天井石は亡失した部分もある。遺物としては珠文鏡(径八・八センチメートル)があるが、銅の質やできあがりは良好ではない。埴輪(はにわ)片は摩耗がいちじるしく、どのような種類の埴輪であるかはわからない。中期古墳時代に属する。
写真1 舞鶴山古墳1号・2号墳(市指定文化財)