四 戸口の移り変わり
中津村は明治以降、昭和三十年(一九五五)ころまで純農村であった。昭和二十二年の戸口の増加は、敗戦による海外からの復員や引揚者などのためで、その後は微増であった。高度経済成長期の後半から増加傾向に転じ、同四十一年長野市と合併後には、戸数一〇〇〇余、人口四〇〇〇をこえた。それからも住宅増などによる増加がつづき、平成十年(一九九八)冬季オリンピック長野大会終了後、選手村になった宿舎への入居者が決まり急増した。今井駅の設置や道路網などの都市機能が整備され、今後ますます発展が予想される。
表1 中津村の戸口の変遷