和算

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幕末の算学者に南原の丸田玄全(文化七年・一八一〇~文久三年・一八六三)がいた。かれは和歌をよくし、武術も学び免許を得た。算学ははじめ明元流を学び、のちに宮城・最上(さいじょう)流などを修めた。門人が多く四百余人を数え、その術に通じたものが四十余人いたという。算書数巻を著わした。