農地改革

593 ~ 594

戦後、諸改革がつぎつぎにうちだされた。なかでも重要だったのは農地改革である。

中津村の自作農家は、終戦時の六四戸から昭和二十五年時点で二三四戸になった。また、自作兼小作農家は一〇六戸から二一四戸に増加、小作兼自作農家は一一六戸から一五戸に、小作農家は一九一戸から二〇戸に激減した。これにより半封建的地主制はなくなり、大部分の農家は自作農となった。農地改革は農村の民主化、ひいては日本の民主化を前進させる画期的なことであった。