オリンピック村(選手村)は、川中島町今井の約一九ヘクタールの敷地に市が二二棟、一〇三二戸の集合住宅を建設した。オリンピック開会時にはほかにレストランやショッピング・レクリエーションなどの共用施設約一万二〇〇〇平方メートルを仮設した。村と競技会場を結ぶシャトルバスのターミナル駐車場も整備した。オリンピック村へは、七二ヵ国・地域から参加した選手・役員のうち約三二〇〇人が入村、およそ一ヵ月間にわたり生活をともにし、国や地域、宗教、競技種目をこえた国際親善の場となった。
オリンピック村の快適な環境と人びとのもてなしは、選手のもてる力をすべて発揮できるよう配慮したものであり、選手・役員から高く評価された(『第一八回オリンピック冬季競技大会公式報告書』)。
平成十一年十月末現在、ニュータウン(市営住宅三一八戸、国・県・市職員住宅四九〇戸、一般分譲住宅二二四戸規模)の集合住宅に九七二戸が入居している。