明治九年(一八七六)戸部八乙女(やおとめ)に座繰り製紙工場が操業を始めた。間口二七メートル・奥行七メートルの新設工場には、三二人の工女が就労していた。機械は水車で動かした。また、瓦(かわら)製造もおこなわれ、「戸部瓦」として近隣の村ヘ一万五〇〇〇枚ほど出荷していた(『町村誌』)。
座繰り製糸と瓦製造
明治九年(一八七六)戸部八乙女(やおとめ)に座繰り製紙工場が操業を始めた。間口二七メートル・奥行七メートルの新設工場には、三二人の工女が就労していた。機械は水車で動かした。また、瓦(かわら)製造もおこなわれ、「戸部瓦」として近隣の村ヘ一万五〇〇〇枚ほど出荷していた(『町村誌』)。