四 戸口の移り変わり

692 ~ 693

 青木島地区は安政三年(一八五六)の戸数が三〇九軒で、その後しだいに増えて明治二十二年(一八八九)の合併時には四二〇戸だった。人口も文化六年(一八〇九)の一四二三人から、合併時は二〇八四人と五〇パーセント近く増えている。洪水の害がやや少なくなったためだろう。大正から昭和初年にかけての増加率は少なかったが、戦時中の疎開人口の増加がそのままの形でしばらくつづき、長野市合併のころから宅地化がすすんで人口が急増し、増加の勢いは現在もつづいている。現在の人口は近世末期のほぼ一〇倍、約一万五〇〇〇人に達している。


表1 青木島地区の戸数・人口(青木島村成立まで)


表2 青木島地区の人口