長野市更北支所 昭和三十年(一九五五)、更北村が発足すると、役場は大塚に置かれた。同四十一年長野市合併とともに長野市更北支所となり、隣設して長野市立更北公民館が設けられた。平成五年(一九九三)全面改築され、支所・商工会・更北公民館・青木島公民館が同じ場所に並び、更北地区行政・文化活動の中心になっている。
更北公民館と作新大学 更北公民館は各種の文化活動をおこなっているが、もっともめざましい実績をあげているのは「作新大学」である。この活動は昭和四十八年に開校した高齢者向きの生涯学習教室で、年間十七、八回の講座を開く。四年制で、卒業生(終了者)は「大学院」に進学できる。「大学院」は別に講座を設けている。学園には毎年四〇〇人以上が学んでおり、卒業生は一〇〇〇人をこえている。平成九年には優良公民館として文部大臣賞をうけ、同十一年には文部省委嘱の「新しい公民館活動のあり方に関する調査研究報告書」に「二一世紀にふさわしい公民館」として、全国約一万八〇〇〇館中の一一館の一館に選ばれた。