青木島小学校北村光威校長は、昭和五十五年から五十九年にかけての児童の転出入についての調査をおこなった(『青木島小学校一二〇年誌』)。その結果、つぎのようなことがわかった。
① 転入が転出より多い。ことに市内からの転入が転出のほぼ二倍である。
② 県内での転出入は全地域におよんでいる。
③ 県外も全国にわたり、アメリカも一人いる。新潟(転入二〇・転出一五)、東京(同一七・同一四)が多い。
住宅新設がつづいていること、長野市が県庁所在地として中央官庁の出先機関が多く、転勤者がかなりあること、青木島地区が旧市街地に近く交通の便がよいことなどが、このような結果を生んでいるらしい。青木島地区が全国と通じる地区であることがわかる。