旧作新学校本館

783 ~ 783

長野市にある明治初期の学校建築では、明治十一年建築の長野師範学校教師館(県宝)がもっとも古く、この作新学校(現在の下氷鉋小学校)本館はそれにつぐものである。作新学校は下氷鉋村善導寺を仮校舎として明治六年に開校した。本館は同十六年十二月七日に上棟式がおこなわれた。寄棟造り、瓦葺きの玄関付き総二階建て。正面約一四・五六メートル、側面約一〇・九八メートルである。昭和五十六年長野市の文化財に指定された。