昭和四十五年市から信田農協に「第二次構造改善事業」の勧奨があり、同四十七年五月十三日の受益者総会で可決、十一月に着工し同五十年に完成した。面積五九・八ヘクタール農道延長五八八五メートル・水路延長七五〇〇メートル・排水路延長一五〇〇メートル・開渠(かいきょ)一一〇〇メートル・暗渠排水延長二万七〇〇〇メートル。橋梁は七ヵ所で丸太土橋が鉄筋コンクリートの永久橋にかわった。換地や清算などの問題をのりこえ、大小さまざまだった棚田は整然とした区画の水田となった。受益者一六二人。主な事業内容はつぎの二点である。①水田圃場整備事業および農業施設として農機具格納庫とトラクターを導入した。②農地造成改良事業(果樹・養蚕)および協業施設として共撰所・繭集出荷施設とスピード・スプレーヤー等を導入した。総事業費三億二千余万円であった。完成記念碑「聖圃大成」が建立されている。