戦後公民館活動は地域の文化活動の中心になってきている。設立当初は各集落ごとの分館の活動に中心が置かれ、生活改善的な活動が多かった。村公民館では一般教養の講座なども開かれた。昭和五十四年から老人大学講座を開講し、受講者の執筆による『私たちのあしあと』を同五十九年に出版した。
昭和六十年に『地域づくりをめざす公民館活動』を出版、信更町全戸に配布した。同六十二年から福祉講座と古文書(郷土史)講座が開かれている。
公民館報『しんこう』は昭和四十年八月十五日に創刊号が発行され、平成十二年六月で二二二号に達した。地域史誌には『村治のしるべ』、富田光行編『概説信更村史』、『信田小学校百年誌』、唐木伸雄著『土に生きた村の記録』、内山憲太郎著『三万日のあしあと-私と地域の八十年』、高沼義貞著『ふるさと遠き少年の日』、田野口区史刊行会編『田野口区史』、『信更中学校創立五十周年記念誌』などがある。